こんにちは、MABOです。
自宅リビング、叔父の描いた絵が二枚、飾られています。
「オホーツクの流氷」と「小樽運河」。
特に流氷の絵は好きで、引越しの度、リビングや玄関に飾ってきました。
先日、実家に帰った時、叔父が自費出版した素描集を二冊譲り受けました。
見開いて左側は絵、右側はその解説と、当時感じた事などの短い文章。
絵だけでなく、文章も心に入ってくる良いものでした。
学生時代からの叔父を、知る事が出来ました。
叔父は、自分と同じ位の年齢で早期退職し、好きな絵を描きました。
今で言うと”FIRE”です。
生前の叔父との思い出は、多くありません。
親戚が集まった時、麻雀をやった事が一番の思い出、程度です。
自分が早期リタイアし、叔父の生き方に興味を持ちました。
東北の大学に進学後、本格的に絵を描き出す。
卒業後、父と同じく教員になり、美術を担当する。
海の見える高台に家を建て、アトリエを作る。
「絵をいっぱい描きたいから」早期退職する。
退職後数年で、脳の病で倒れる。
そのまま長い間療養後、息をひきとる。
「最後好きな事をやったので、幸せだったと思う」
葬儀で叔母が話していました。
そうなのだと思いますし、そうであって欲しい。
叔母は、叔父より一回り若く、最近までハーフマラソンを走った元気な人です。
今度機会があれば、叔父の話を聞いてみよう。
先日、実家で父の部屋を片付け、見つけた絵の具セットを持ち帰りました。
まず自宅の花と木から、描いてみるつもりです。
叔父さんの身内なので、ひょっとすると隠れた才能があるかもしれません。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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