こんにちは、MABOです。
今週、お墓参りで実家に行ってきます。
8月ではなく「7月盆」です。
父親が亡くなり3度目のお盆になります。
先日、ブログで「叔父の話~今で言うFIRE」を書きました。
叔父も同じお墓に入っています。
そんな事もあり、叔父の話を書きたくなりました。
ブログにも書いた「自費出版の素描集」。
添えてある文章も含め味わい深い。
少しでも見てもらいたい気持ちもあり、いくつか紹介したいと思います。
(絵と解説文は、素描集からの引用になります)
「赤い流氷」
流氷は、決して赤くないと言い張る人がいる。
否、そういう人が大部分かもしれない。
海岸の近くに住む地元っ子にして、そうである。
決して幻覚でもない。夕刻せまる流氷原が赤く染まるのを、私は何度か、この目で確かめてきた。
20年前から、赤い流氷を描き、年毎に構図、色彩ともに変容してきたが、この作品は、自己満足に近いものを表現できたと思う。
札幌の道立近代美術館にも展示された。
「やかん」
描くものがないと何でも描いてみる。
石油ストーブの上のやかんが、この日のモデルになった。
持ち手を倒し、ふたをずらすことによって、やかんは表情をやわらげ、ポーズした。
「ポンモイ遠望」
何の気取りもない平凡な作品である。
ところが、絵を制作する上に「平凡な制作があってこそ、非凡な制作へと進むことができるのだ」と私は思っている。
平凡の大切さと、非凡の尊さである。
「小樽運河」
左下すみに、水中に没して朽ち果てた舟があって私は、この舟の姿をデッサンに入れようとした。
なぜなら、この舟こそ運河の歴史をよく知っているであろうし、運河の最盛期を物語るものであると思ったからである。
遠くのゆるやかな山並みと倉庫群。そして、鈍くよどむ運河の水・・・
私は、他の十数人の画家たちに負けまいとしてデッサンした。
今回、4作品紹介させていただきました。
絵を描く、文章を書く、など「創作すること」は、自分も出来るだけ続けていきたいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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